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2015/11/25

【コラム】日本人訛りの英語を気にする必要はない? 世界中で話される英語の発音

みなさん、こんにちは。八楽の近藤です。

みなさんの中には、英語を話す際に自分の発音を気にしてしまい、自信をもってスピーキングできない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような不安や心配は、しなくても良いのかもしれません。
なぜなら、ひとくちに英語の発音といっても、話す人の国によって様々な違いがあるからです。
それぞれの個性を知れば、発音を気にして話しにくくなるということは、もうなくなるかもしれません。
そこで今日は、英語を発音する特徴がわかりやすい国をピックアップし、それぞれの個性についてみていきたいと思います!

アルファベットの山


アメリカ

日本人の多くの人が考える、いわゆる「英語」がアメリカ英語だと思います。
単語の最後の「r」をしっかりと発音し、イントネーションが強いが特徴です。
「アメリカ英語=かっこいい」と感じる人も多いのか、アメリカ英語の発音に近づけようとしている人もしばしばいるようです。

イギリス

アメリカに対して、イギリスの英語は強いイントネーションは少なく、「r」の音もそこまで強く発音されません。
なんとなく、エレガントな印象を受ける発音です。
ただ、地域によって様々な個性があります。

スペイン

ひとつひとつの音がはっきりと発音されている点が特徴です。
ローマ字をカタカナ読みしているような発音になることが多く、少し面白い発音になることもあります。
例えば、「park」を「パルク」、「Wi-fi」を「ワイファイ」ではなく「ウィーフィー」、「Peterpan」を「ピーターパン」ではなく「ピーテルパン」と発音されるなどです。

フランス

書き言葉で説明するのは非常に難しいのですが、独特のリズムが特徴的です。
話している言語は英語であっても、まるで別の言語のようです。
完全なる余談ですが、フランスに留学していた私の友人は、フランス語に習熟するあまり、英語の発音にフランス語訛りが現れていました。

日本

抑揚がなく、リズムが一定であることが特徴です。
日本語訛りの英語を気にする日本人も多くいます。
ですが、外国語として英語をはなす人にとっては、日本人の英語はネイティブの発音よりも聞き取りやすいそうです。


まとめ

5カ国で話されている発音の特徴を紹介しましたが、それぞれの国の中でも地域によってさらに個性があります。
そのことがよく分かるひとつの動画を紹介します。
この動画では、あるロンドン出身の少年が24種類の英語アクセントを使い分けています。
電話で雑談をしているというシチュエーションです。
こんなにもたくさんの種類があるのか、と驚いてしまうくらい個性に富んだイギリスのアクセントから始まります。他にも、日本を含む様々な国のアクセントが話されています。

いかがでしたでしょうか。
しばしば日本では、ネイティヴに近い発音で話せることが良い、という意見を耳にすることがあります。
ただ、このように見ていると日本以外の国の人もそれぞれ発音に特徴があることが分かります。
上の動画は、世界で2,400万回以上も再生され、12万件以上のコメントが集まっています。
それだけ反響があるということは、世界では英語の発音に特徴がある、ということは当たり前の事実であるとも言えると思います。
それぞれ違う言語を母語として育っているので、英語の発音に特徴が現れるのも当たり前なのです。
みなさんも、自分が話す英語の発音に特徴があることは当たり前と考え、積極的に話してみてください!