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2015/07/22

【コラム】八楽インターン女子大生のブログ2‐逆カルチャーショック‐

こんにちは!インターンの佐藤寧々です。

ふと日付を見ると…八楽で働き始めてから本日でちょうど一か月。もう一週間もすれば留学を終了して二か月、だいぶ生活リズムにも慣れてきましたが、実は帰国後しばらくは、日本で戸惑うことが沢山ありました。

今思えばいわゆる逆カルチャーショックだったのかなと思います。本日はその時のことを少しお話したいと思います。


逆カルチャーショック

1.そもそも逆カルチャーショックとは?

---簡単に言えば、海外の長期滞在先から母国へ帰った際に感じるカルチャーショックのことだそうです。文化による認識や判断のズレが少しずつ積み重なってストレスとなるようです。

私の場合はそこまで酷いものではなかったのですが、暫くは戸惑うことが多く、留学先に戻りたいと思うこともありました。一つ一つはとても些細なことです。具体的に何があったのか?、少しご紹介します。

 

reversecultureshock

 

2.何が「ふつう」なの?

帰国後すぐに、あるグループワークをすることになりました。そこで驚いたのが「皆なぜ発言しないのか?」。留学先では、「発言しないこと」は大抵、ネガティブな評価を受けました。初めは自分からどんどん割って入り、「この人すごいな」とある程度認められたところでやっと、発言のタイミングを作ってもらえる、という印象でした。日本に帰ってきてからは、それが違う。自分の体験にしろ人から聞いた話にしろ、やはり日本は「聞くこと」を重視するカルチャーなのだなという印象を受けました。私の中でもこれはとても大切で、尊重したい文化なのですが、メンバーの発言数があまりにも少ないので、誰が何を考えているのかわけがわからず、混乱したことをおぼえています。もしかしたらこれが、高コンテキスト文化/低コンテキスト文化(発言内容を重視するか、場の空気を重視するか)の差なのかもしれません。

3.日本語がわからない

例えば「飲み続けなければならない」と言いたい時などがこれにあたります。留学先で知ったある飲み会ゲームの説明を日本語でしていたとき、”you cannot stop drinking”という表現をしたかったのですが日本語がわからず、「飲み止まれない」と直訳をして「?」という顔をされました。

もう一つ大きいのが、否定の疑問文。就活の適正検査などでよく「今までに嘘をついたことが無い」という文章が出てきて、「はい」「いいえ」という選択肢のどちらかを選ぶ、というような設問がありますよね。これ、「嘘をついたことが無いですか?」という質問だと捉えて、英語で考えると、嘘をついたことがあれば「はい」、なければ「いいえ」。でも日本語だと、嘘をついたことがあれば「いいえ」、なければ「はい」。今ではスムーズに答えられるようになりましたが、こういう質問、日常生活でも割と多くてかなり混乱しました。会話の時に変な間が空いてしまって、相手に申し訳ないと思ったことを覚えています。


おそらく、同じような体験をされている方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。少しもつらくなかったと言えば嘘になりますが、良い経験になったなと思っています。当時一番支えになったのは友人です。また、八楽でインターンを始めたことも支えになりました。色んな(文化的)バックグラウンドを持った人が集まるという環境が、留学先であったスウェーデンに似ているからです。

これからも頑張ります、よろしくお願い致します!