HomeニュースURLの翻訳でおすすめのサービスと注意点

公開日: 2025/03/19

URLの翻訳でおすすめのサービスと注意点

URL 翻訳

外国語で書かれたWebページを手軽に翻訳できる手段があれば、海外のニュースや海外通販サイトなどを読みやすくなります。

特にURLの翻訳の場合は、

  • 外国語のWebページを日本語で読みたい

と考えていることケースがほとんどでしょう。

本記事では、URLを入力するだけで外国語のページを丸ごと翻訳する方法を解説します。用途に合った自動翻訳を選び高品質な翻訳文で閲覧しましょう。

URL入力で自動翻訳できるサービス

ここからは、「URL 翻訳」ができる代表的なサービスを挙げ、それぞれの特徴や使い方の概略を紹介します。詳細な手順は後ほどまとめていますので、まずはどのようなサービスがあるかご紹介します。

Google翻訳

世界で最も広く使われている翻訳サービスのひとつで、無料で利用でき、対応言語数も非常に多いのが特徴です。URL翻訳の機能もあり、文章をコピーする手間なくページ全体をそのまま翻訳表示できます。

Google翻訳はニューラル機械翻訳技術を活用しており、多くの言語間で高い翻訳精度を提供します。ニュース記事やマニュアルなどの、フォーマルな文章の翻訳で優れていますが、専門的な技術文書や法律文書など、特定の分野においては精度が劣る場合があります。​

ただし、翻訳品質は年々向上しており、2025年時点で1日あたり1000億語以上を翻訳していると言われています(Google To Introduce Much-Needed Translation App AI Upgrade)。

また、翻訳の処理速度も速いためとにかく手軽さを重視する方には最初に試すサービスとしておすすめです。注意点として、動的なページ(JavaScriptが多用されているサイトなど)では一部うまく翻訳されないこともあります。

概要

Google翻訳

対応言語数130以上無料のセキュリティ保証二次利用の可能性あり
ファイル翻訳docx、pdf、pptx、xlsx有料プランの有無無し
翻訳回数/月無制限有料プランの特徴無し
文字数制限/回5,000文字まで会員登録有り
ファイル翻訳の制限無しその他機能スマホアプリでカメラを使って翻訳可

Weblio翻訳

国内でも老舗の翻訳サービスで、英語・韓国語・中国語など主要言語をカバーしており、英語サイトの翻訳であれば比較的品質が安定しています。

画面が日本語中心で分かりやすいので、初めてURLの翻訳で使う方も抵抗が少ないでしょう。ただし、専門性の高いサイトやスラングの多い文章などでは正確性にばらつきが出る可能性があります。

翻訳結果は一つだけでなく、異なる単語や文法を使った複数のパターンが表示されることがあります。

概要

Weblio翻訳

対応言語数4無料のセキュリティ保証二次利用の可能性あり
ファイル翻訳無し有料プランの有無有り
翻訳回数/月

不明

有料プランの特徴単語登録機能
文字数制限/回4,000文字まで会員登録有り
ファイル翻訳の制限不明その他機能辞書のカスタマイズ・語彙力診断

Yandex翻訳

ロシアの大手検索エンジンを運営するYandexが提供する翻訳サービスです。英語やフランス語への翻訳にも対応していますが、ロシア語圏の情報を調べる機会が多い人に特に役立ちます。

概要

Yandex Translate

対応言語数100以上無料のセキュリティ保証

二次利用の可能性あり

ファイル翻訳docx, pptx, xlsx, pdf有料プランの有無有り
翻訳回数/月

10億文字まで

有料プランの特徴10億文字以上翻訳可能
文字数制限/回10,000文字まで会員登録有り
ファイル翻訳の制限

不明

その他機能文字認識(OCR)

実際の操作方法:URLを翻訳する手順

ここでは、代表的なケースとしていくつかの翻訳ツールの使い方を紹介します。はじめて翻訳サービスを利用する方でもわかりやすいように、具体的なステップを説明するので、ぜひブラウザを開きながら試してみてください。

Google翻訳での手順

Google翻訳では、ウェブサイト全体を翻訳することが可能です。以下の手順で行います。​

  1. Google翻訳にアクセスします。
  2. 画面上部の「ウェブサイト」をクリックします。​
  3. 「翻訳元の言語」と「翻訳先の言語」を選択します。
  4. 翻訳したいURLを入力欄に貼り付けます。
  5. 「移動」アイコン(→)をクリックすると、翻訳されたウェブサイトが表示されます。​

Weblio翻訳での手順

Weblio翻訳を使用してウェブページ全体を翻訳するには、以下の手順を行います。​

  1. Weblio翻訳にアクセスします。​
  2. 「ウェブページ翻訳」のタブをクリックします。​
  3. 翻訳したいウェブサイトのURLを入力欄に貼り付けます。​
  4. 「和訳の文体」を「です・ます体」または「だ・である体」から選択します。
  5. 「英語→日本語」をクリックすると、翻訳されたウェブページが表示されます。​

Yandexでの手順

Yandex翻訳を利用してウェブサイト全体を翻訳するには、以下の手順を行います。​

  1. Yandexにアクセスします。​
  2. 左サイドバー「Sites」をクリックします。
  3. 翻訳したいウェブサイトのURLを入力欄に貼り付けます。​
  4. 「翻訳元の言語」と「翻訳先の言語」を選択します。​
  5. 翻訳されたページが表示されます。​

これらの翻訳サービスを活用することで、URLを入力するだけでページ全体を日本語で閲覧することが可能となります。。

注意点

  • 翻訳精度は完璧ではない
    特に専門用語やスラング表現などの翻訳は誤訳になる可能性が大いにあります。契約にかかわるような重要な内容や、誤訳が致命的になり得る文書には細心の注意を払ってください。
  • 決済やログイン操作
    URL翻訳後のページでクレジットカード情報やパスワードなどを入力するのは避けた方が無難です。セキュリティリスクを減らすため、実際の操作は原文ページで行うなど注意を払いましょう。

シチュエーション別おすすめサービス

URLの翻訳をする場面は様々ですが、翻訳エンジンの得意な分野や言語によって適切なサービスを選ぶと良いでしょう。

海外のニュースやSNSをざっとチェックしたい場合
Google翻訳は手軽で対応言語数が豊富なので、まずはサクッとGoogle翻訳を使ってみることをおすすめします。無料利用の範囲でも十分に使い勝手がよく、「とりあえず概要だけ知りたい」という用途にはぴったりです。

ロシア語や東欧言語に特化して利用したい場合
Yandexはロシア産の翻訳サービスであるため、ロシア語が得意な可能性があります。ロシア語のサイトを別言語で読みたい場合には比較的高品質な結果を期待できるかもしれません。

URLの翻訳まとめ

URLの翻訳をうまく活用することで、外国語サイトを日本語で手軽に読めます。URLの翻訳にはいくつかのサービスがあるので、用途や対象のページによって使い分けるのがおすすめです。

  • Google翻訳: 無料・高速・対応言語数が多い
  • Weblio翻訳:翻訳後の文体を指定できる
  • Yandex:ロシア語・東欧言語などに適している可能性有り

自動翻訳の精度は年々向上していますが、翻訳文を完全に正しいと理解するのではなく誤訳の可能性があることを念頭に置きつつ読みましょう。特に専門的な文章(利用規約、学術的な内容、特許や医療に関するテキストなど)の場合には、重要な部分は原文をよく読んでチェックするなどの注意が必要です。

Yaraku

この記事の執筆者:Yaraku ライティングチーム

翻訳者や自動翻訳研究者、マーケターなどの多種多様な専門分野を持つライターで構成されています。各自の得意分野を「翻訳」のテーマの中に混ぜ合わせ、有益な情報発信に努めています。


よく読まれている記事