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公開日: 2025/03/11

txt(テキスト)ファイルをまるごと翻訳する3つの方法

本記事では、メモ帳などのテキストファイル(TXTファイル / .txtファイル)を翻訳する方法について、初心者の方にも分かりやすいように詳しく解説します。

txtファイルは基本的にプレーンテキスト形式で保存されたファイルであり、メモやログ、設定ファイルなど、さまざまな用途で使用されています。​しかし、これらのファイルが外国語で記述されている場合、内容を理解するためには翻訳が必要となります。​

txtの翻訳では​例えばGoogle翻訳などの自動翻訳を使うのが一般的です。​ただし、機密性の高い情報を扱う場合や、大量のテキストを翻訳する際には注意が必要です。

また、自動翻訳したtxtファイルの翻訳品質(誤訳や訳抜けなどの有無)を上げるためにはポストエディット(翻訳文の編集・修正)が重要です。本記事ではtxtを自動翻訳で翻訳する方法や翻訳の際の注意点などをお伝えします。

txtファイルの翻訳が必要とされる理由

txtファイルは、テキストのみを含むシンプルなデータ形式です。画像を含まずファイルサイズが小さい傾向にあるので、さまざまなPC環境で扱いやすいというメリットがあります。

特にプログラミングのコードやその指示内容、注意事項や説明を記載する際に使うことが多いでしょう。

txtファイルに含まれるのはテキストのみなので、自動翻訳にコピペして翻訳することも可能です。ただし、文章が多い場合や、自動翻訳側でも字数制限がある場合、手間がかかってしまうこともあります。

翻訳方法には先に挙げた自動翻訳を使って手軽に済ませる方法から、オフラインで一括翻訳を行う方法もありますので、あなたに合った方法を見つけてください。

そして、翻訳後は正確性を確認し、自然な訳文に仕上げる「ポストエディット」も重要ですので、どの方法で翻訳するとしてもこちらには取り組んでください。

txtファイルを翻訳する3つの代表的な方法

txtファイルを翻訳する方法は主にオンラインの自動翻訳ツールを使うか、オフラインの翻訳ソフトを使うかの2つです。

  • 手軽さを重視するのか
  • 翻訳する文章を保護したいのか
  • 大量のファイルを効率的に処理したいのか

上記の目的によって方法は異なります。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

1. オンラインの無料自動翻訳ツールを利用する

オンラインの自動翻訳は、ブラウザだけで手軽に利用できる点が最大の魅力です。代表的なサービスとしてはGoogle翻訳やMicrosoft翻訳などが挙げられ、無料でスピーディに翻訳結果が得られます。

ただし、ツールによってはtxtファイル形式の翻訳には対応しておらず、文章をコピーして貼り付ける方法のみをサポートしている場合もあります。

また、インターネット経由でデータを送信するため翻訳にかけた文章が二次利用される可能性があります。個人情報や未公開情報が含まれている機密性の高いものを扱う場合は注意が必要です。

手軽さを重視する場合にはこの方法が最適でしょう。

2. オフラインの自動翻訳を活用する

翻訳にかけた文章がインターネットを通して外部に送信されることを避けたい場合は、オフライン環境での翻訳が適しています。特に企業の開発情報や財務資料、公開前のIR資料を扱う場合、外部へのデータ送信を避けるためにオフラインの翻訳ソフトを導入するケースもあります。

オフライン翻訳ソフトの多くは有料で、初期コストが発生するものの、翻訳メモリ※機能や専門用語辞書を取り込むことにより、翻訳する文書に合わせたカスタマイズが可能です。
(※翻訳メモリとは、過去に翻訳したテキストを保存するデータベースです。)

ネット通信を完全に遮断した形で、文章を保護しながら翻訳したい場合、この方法が良いでしょう。ただし、ソフトによっては数万円〜数十万円と高額になることがあります。

3. txtファイルをそのまま翻訳できるヤラクゼン

txtファイルを翻訳したい方にとって、CATツール※「ヤラクゼン」は非常に便利です。
(※CATツールとは、Computer Aided Translationツールの略で誤訳・訳抜けなどの修正サポートを受けながら翻訳できるツールのことです。)

ヤラクゼンは自動翻訳はもちろん、翻訳後の編集・共有、さらには翻訳会社への発注までを一つのシステム内で完結できます。シンプルで直感的なUIなので、翻訳ツールを使うのが初めての方でも迷うことなく手軽に翻訳できます。 ​

またヤラクゼンはGoogle翻訳やMicrosoft翻訳など複数の翻訳エンジンを搭載しており、これらの提供元と、翻訳にかけた文章の二次利用をしない契約を交わしています。月ごとの翻訳文字数やファイルの上限もなく、定額で翻訳し放題です。(※カンパニープランの場合。100,000文字/1回まで、45MB/1回まで。)

そのため、重要な文書を手軽で大量に翻訳したい場合には、ヤラクゼンが最適です。

ここではヤラクゼンを使用してTXTファイルを翻訳する手順を詳しく説明します。​(※カンパニープランを想定)

1. ヤラクゼンにアクセスし、ログインする

まず、ヤラクゼンのWebサイトにアクセスし、アカウントにログインします。まだアカウントをお持ちでない場合は新規登録を行ってください。(※カンパニープランでは2週間の無料トライアル期間を設けています)

2. 翻訳言語とエンジンを選択する

原文の言語と翻訳先の言語を選択します。また翻訳エンジンを選択でき、翻エンジンによって品質やニュアンスを調整できます。

3. 翻訳するtxtファイルをアップロードする

「ファイルアップロード」を選択するかPCからドロップします。

4. 翻訳を実行し、結果を確認する

設定が完了したら、翻訳を実行します。翻訳が完了すると、結果が表示され、必要に応じて編集や修正が可能です。

5. 翻訳結果をダウンロードまたは共有する

編集が完了したら、翻訳文をダウンロードするか、チームメンバーと共有できます。もちろん.txt形式でダウンロード可能です。

txtファイルを手軽に、かつ高品質に翻訳したい方は、ぜひヤラクゼンを活用してみてください。

翻訳精度の向上とポストエディットの大切さ

機械翻訳は年々精度が向上しているとはいえ、人手のチェックが完全に不要になるレベルに達しているわけではありません。

専門用語や文化的背景を含んだ文章、法律や技術文書などは誤訳が起こりやすく、間違った情報をそのまま使うと大きなトラブルにつながる可能性があります。そこで重要となるのが「ポストエディット」です。

ポストエディットのポイント

  • 文章全体の流れを確認する
    機械翻訳は単文ごとで処理する場合が多いため、代名詞の一貫性を保てていないなどの不自然さが残ることがあります。全体を通し読みして文脈に沿った表現を選びましょう。
  • 専門用語や固有名詞の表記ゆれを統一する
    翻訳メモリ機能がない場合、同じ単語が複数の訳し方になってしまうことがあります。特に会社名や製品名、プロジェクト名などは表記を揃えるのが大切です。
  • 用語集(用語リスト)を活用する
    一貫した用語選択を行うため、独自の用語リストを作ると大幅にミスが減ります。製造業やIT業界など、専門分野であればあるほど用語集の意義は大きいです。

機械翻訳を利用して作業時間を短縮しつつ、最終的な品質を人の手で保証するのが最も理想的な方法です。翻訳の効率と正確性を両立させるためにも、ポストエディットを大切にしましょう。

まとめ

本記事では、txtファイルを翻訳する方法として、

  • 自動翻訳(オンライン)
  • 翻訳ソフト(オフライン)
  • ヤラクゼン

の3つの方法をご紹介しました。

自動翻訳(オンライン)は手軽さとコスト面で優れ、翻訳ソフト(オフライン)では機密性や安定性を重視したい場合に適しています。そして「ヤラクゼン」は、その2つを兼ね揃えており、txtファイルをまるごと翻訳可能です。

ただし自動翻訳の翻訳品質は完ぺきではないので、自動翻訳後はポストエディットによって自然で正確な訳文に仕上げる必要があります。

専門用語や固有名詞、文脈、表記の統一などは人の目で確認しなければ修正できない場合があります。上で紹介した3つのどの方法を使うとしても、ポストエディットをきちんと行い、翻訳の質を高めましょう。

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WriterTeam

この記事の執筆者:Yaraku ライティングチーム

翻訳者や自動翻訳研究者、マーケターなどの多種多様な専門分野を持つライターで構成されています。各自の得意分野を「翻訳」のテーマの中に混ぜ合わせ、有益な情報発信に努めています。