Homeニュース【コラム】何もかもを効率良く習得できる勉強法

2016/02/23

【コラム】何もかもを効率良く習得できる勉強法

こんにちは。八楽の宝瑠(ポール)です。

より早くより正確に新しい概念を理解できるようになりたかったら、一番いい勉強方法は?

私の一番好きな英語圏のブロガーのScott H Youngは、様々な知的なプロジェクトをした事がありますが、その中で一番有名なのは、エリート名門校のMITの計算機科学の4年プログラムを独学してたったの1年間で習得する、というものです

どうやって難しい抽象的な概念を勉強すればいいのか。他の方法より決定的にもっと効率のいい方法があります。このプロジェクトの中でヤングが使ったファインマンテクニックが、びっくりするほどシンプルで、非常に役に立つものなのです。

ノーベル物理学賞を受賞したアメリカの天才物理学者のリチャードファインマンは、人並み外れて優秀な教師でもありました。『ご冗談でしょう、ファインマンさん』と言うユーモラスな逸話集には、ファインマンについての様々な話が収められています。

 

高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない。」
リチャード・ファインマン

 

その話の中、次のようなものがあります。ファインマンは、数学部に行き「どんな概念でも説明してくれたら、その概念を別の言葉で説明できる」と言ったそうです。

 

ステップは4つあります。

1.学びたい概念を決めます。白い紙に、その概念の名を書きます。

2.概念を生徒に教えているように、考えます。出来るだけ詳しく、全く分からない人に説明しているように、その概念を出来る限り簡単に書きます。

3.困ったら、教材などをチェックして、分からなかった事を前に書いた事と繋げて書きます。

 

6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。」
アルベルト・アインシュタイン

 

4.言葉か言葉の使い方が複雑過ぎて真髄が分からないところがあったら、比喩を使い、概念をもっと理解できるように。一番ふさわしくて鮮やかな比喩を使うことと、出来る限りシンプルな言葉を使って説明することが大事です。

こちらからファインマンテクニックの説明が見られます(英語)

この勉強法を使うと、概念を構造として理解でき、忘れてしまう事もありません。オチを知っているジョークと同じく、面白い要素があるからこそ、概念を覚えられます。