こんにちは!八楽の佐藤です。
突然ですが皆さん、英語プレゼンテーションでの失敗経験はありますか?
本日は、アメリカでの個人的な失敗談をベースにした、「大きな失敗を本番中にどう持ち直すか?」についてのお話です。
英語プレゼンの失敗とその持ち直し方
プレゼンで罵倒の言葉を…
私は3年前、アメリカ・メリーランド州に派遣されることがありました。現地の学校でプレゼンテーションを行う機会があり、私のテーマは「日英ことわざの相違」。例えば日本では「覆水盆に返らず」と言いますが、英訳すると水(water)ではなくこぼれたミルク(split milk)で表現しますね。今思えば恐ろしいのですが、私はこのような事例を沢山含んだプレゼンテーションを、ほぼ一つの辞書に頼って作っていました。
ある日本のことわざを翻訳する時、「ロバ」という単語が含まれていました。ロバを意味する英語としては、donkeyが一般的には使われているのだと思いますが、当時の自分が和英辞書を真正面から信じた翻訳結果が「ass」。実はロバという意味もある、らしいんですね。こちらが辞書の最初に書いてあったのです。罵る時に使われる表現を言葉をswear wordsなんて言いますが、当時はそちらの方面に疎かったため、swear wordsに登場するような言葉を、そのままプレゼンテーションで使ってしまいました。
失敗を本番中に持ち直すには
プレゼン中、私の言葉にオーディエンスがクスクス笑い出し、先生が割って入って説明することでこの間違いがわかったわけなのですが、恥ずかしくて申し訳なくて、プレゼンを続けるのがつらかったです。
でも、プレゼンの残りはまだ沢山あるから、続けなければならない。どうやって持ち直したかというととてもシンプルで、「ごめんね、知らなかった!」とハッキリ伝え、笑い飛ばしました。
大切なのは、
- ハッキリと言葉で謝ること
- 明るく振る舞うこと
の二点ではないでしょうか。
当たり前のように見えますが、頭が真っ白になった状態で、大勢の前でこれを瞬時に行うのは、個人的には意外と難しかったです。 皆さんは、英語プレゼンでこのような失敗をした時、オーディエンスに体の正面を向けてハッキリと話し、場の空気を元に戻すことができるでしょうか?
前回紹介した記事でも触れられていたように、翻訳による失敗は、ビジネスシーンでもよくあるようです。まずはできる限り回避することが大前提ですが、失敗が聞き手にどう受け取られるのかは、プレゼンターの態度に大きく左右されるように思われます。