「ヤラクゼンの高い翻訳精度により自社商品の信頼度が上がった」
合同会社たすネットワークス
震災を教訓に
合同会社たすネットワースの設立は、阪神淡路大震災時に神戸在住外国人の救急支援が遅れた教訓にある。視覚障がい者・高齢者・在住訪日外国人に加え、訪日外国人のコミュニケーションに課題を持った方たちの医療の現場において言葉の壁を超えて利用できるツールを開発・提供している。当初は紙媒体の救急問診シートの販売、つづいてPCソフトの開発を進めていたが、iPadの発売を機にタブレットアプリの開発に切り替え、それは平成28年に特許を取得した。(特許第6058899号)自然・人的災害への危機感が問われる昨今、たすネットワークスのツールはますますニーズが高まっている。
間違えることが許されない医療翻訳
「救急問診シートの内容を多言語化するにあたり社内で翻訳のリソースがなかったので全て外部に委託してまかなっていました。医療に関する翻訳は精度が第一優先ですので、医師に日本語の原稿作成を依頼し、その翻訳を外注していました。その後、救急問診シートの内容を再構成し尚かつ言語数を増やしていく方針となり、コスト削減のために翻訳ツールの導入を本格的に検討し始めました。」(合同会社たすネットワークス顧問 科野 克雄氏)
日に日に精度が上がっていく21言語
「まずはインターネットで翻訳ツールを検索し、その中からヤラクゼンの機械翻訳の無料トライアルから利用を開始しました。その時点で翻訳精度もスピード感も問題なく、他社のツールと比べても導入し易い価格でしたのですぐに本運用を開始しました。問診内容の再構成時に、全21言語の翻訳と校正をヤラクゼンで依頼しましたが、以前外注していた時よりもコストカットと翻訳精度の向上が図られており、それに伴い商品の信頼性も明らかに上がりました。」
使えば分かるヤラクゼンの魅力
「ヤラクゼンを利用する上で魅力的な点は使いやすさと人力翻訳の安価さです。現在、問診シートの紙媒体は21言語、アプリは6言語に対応していますが、順次言語数を増やしていき、ユーザーが自由に言語を選択できる仕組みを開発予定です。今後ともヤラクゼンで翻訳コストを押さえつつ、他社のシステムも利用し、医療以外の多言語市場を開拓していこうと考えています。」