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Case Study

導入事例

「コスト削減のサイクルを構築」

エジソンハードウェア株式会社

業種

製造

用途

翻訳支援ツール

導入目的

ハードウェア内臓のメッセージ多言語化

課題

翻訳コストの削減・翻訳精度の向上

導入効果

コスト削減のサイクル構築

世界に1台しかない多言語拡声装置

エジソンハードウェア株式会社は1984年2月に設立し、『電子技術で明日を開く!』をモットーに、30年以上も前からシステム提案設計及び特注ハードウェア製作を行ってきた。お客様の多様なご要望に迅速かつ柔軟に対応し、世界に1台しかない製品(電子回路・防災機器・放送技術機器等)を製作できるプロフェッショナル集団として新旧クライアントからの信頼が厚い。現在は新たな製品開発の一環として独自の多言語拡声装置を開発している。

「政府が2020年までの目標としている約4000万人の訪日外国人観光客を迎えるにあたり、公共交通機関等では自然災害や事故による遅延放送や有事の避難誘導を外国語で対応する必要があります。しかし日頃から外国語を話せる人員や多言語アナウンス装置を配置するのが難しいという場合のために開発したのが非常用の多言語拡声装置です。放送したいアナウンスを操作パネルにて、「非常放送」「自然災害」「鉄道系」「ホテル系」などのカテゴリから選択し、必要に応じたメッセージを選んで繰り返しアナウンスすることができます。また来店のお礼や施設の案内、誘導など、通常時に使用できるメッセージも選択でき、約600パターンが登録されています。基本は日・英・中・韓の4言語対応ですが、最大で20言語に対応可能です。こちらのメッセージを翻訳する際にヤラクゼンを利用しています。」

「単に日本語から外国語に機械翻訳されたメッセージが放送される装置とは違い、お客様ごとに使用したいものをあらかじめ検討・精査した上で登録できるので汎用性が高いことが特徴です。また、収録されているアナウンス音声は全てネイティブスピーカーの声なので聞き取りやすく、Wi-Fiや電話回線などの通信網が破綻してもアナウンスは拡声装置に内蔵されていますので回線の影響なく使用できます。2014年7月に内閣府・防災推進委員会によって『防災製品等推奨品証』に認定もされ、2016年12月20日に開催された2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会主催の『多言語対応・ICT化推進フォーラム』でも展示され、小池都知事・丸川担当大臣にも試用して頂きました。」

コスト削減のサイクル構築

「ヤラクゼンを導入する前はお客様から新たなメッセージ登録のご依頼を受けるごとに各言語の翻訳者に外注していたため、その度に翻訳費用が発生し納期まで時間がかかってしまうという問題点を抱えていました。だからといって、有事の際にご利用頂く装置に内臓されるメッセージの翻訳精度の品質を下げるということは決してできません。しかしヤラクゼンであれば過去に訳したフレーズや単語を機械が学習しているので、過去に訳したものと重複する新たな文章に関しては翻訳費用がかかりません。また人力翻訳を依頼する際は納期のバラつきがない上につスピーディーで助かっております。人力翻訳に依頼した文章も機械が学習してくれるので、コスト削減のサイクルを構築する事ができました。」