「ローカリゼーションがますます面白くなった」
株式会社ダイヤモンドダイニング
100店舗、100業態の外食産業企業
創業者兼現社長の松村厚久氏が1996年3月に東京都豊島区東池袋に、有限会社エイアンドワイビューティサプライを設立。その後2001年6月、銀座に「VAMPIRE CAFÉ」を開店し、飲食店経営を開始した。主に居抜き物件を中心に出店を続け、100店舗100業態の実現を目指す外食産業企業であり、2010年に100店舗100業態を達成。独自のマルチコンセプト(個店主義)戦略を貫くことで、「1店舗1コンセプト」の出店を可能とし、全国各地の立地条件に応じた多様な業態開発や、居抜き物件を活用したユニークな出店を行っている。
日本人とは異なる食事に対する価値観に応えたい
「弊社は飲食店経営を主たる事業として行っておりますので、外国人向けに店内のメニューや掲示物を多言語化することは不可欠です。特に日本の食文化は海外からの評価も高く、“美味しくて楽しい”時間を体験することを目的とした外国人観光客は年々増加しています。我々は店舗によってメニューの内容や空間的な演出に独自のコンセプトを設けてお店づくりを行っており、お陰様でそのスタイルが幅広い層のお客様からご支持を得ています。しかし一方で外国人観光客に対して工夫をしなければ最高の満足度を得ることはできないと考えています。なぜなら外国人の中には宗教的な食事制限をされている方やベジタリアンの方がいらっしゃるからです。食事に対して日本人とは違う価値観を持った方に対し飲食店としてどうアプローチするか。それはきちん文章で伝えることだと思います。そのためにメニュー等の翻訳には力を入れてきました。」
Google翻訳ではできなかったことが可能
「今までは翻訳担当が一人きりで翻訳に当たっていましたが、案件が増えるに連れて手が回らなくなっていたため新たな翻訳ソリューションの導入を検討しました。そこで、まず重要視したのは機械翻訳の精度と人力翻訳のコストです。機械翻訳に関してはGoogle翻訳に頼っていましたが、辞書登録機能や過去に翻訳したフレーズを呼び起こす機能がないので、料理のメニューや固有名詞の翻訳に弱いという難点がありました。ヤラクゼンは独自の辞書登録機能があるので、一度翻訳訳したフレーズを機械学習させれば訳語を何度も使い回す事が可能です。また機械翻訳と同時進行で安価に人力翻訳も依頼できますので翻訳をスムーズに行う事ができます。ヤラクゼンによって今まで抱えていた翻訳に対する難点を克服できたので、ローカリゼーションがますます面白くなってきました。」