少しご無沙汰でした、八楽の森谷です。
ご無沙汰の理由は主に先週のJapan IT Weekでした。
今年もまた大変な賑わいでした。ご来場いただいた方はありがとうございます。
本日のテーマは「海外SEO」。
最近ニュースバリュー的には「インバウンド対応」に押されがちですが、今後その重要度が増していく一方なのは間違いありません。
短い文章ですので是非お気軽にお楽しみください。
海外SEOで気をつければならないこと
SEO施策でメインとなるGoogleのサーチエンジンに対する対策は、世界共通のものです。
日本の企業の運営するWEBサイトが海外SEOで成功するためには、多言語に対応することはもちろん、その国の人にとって利便性の高いコンテンツの配信が必要不可欠です。
海外SEOで気をつけなければならないこととして、第一に上でも述べたコンテンツのローカライズが挙げられます。
日本人にとっては、訴求力の高いものが海外では通用しないことや、その逆を想定した上で、コンテンツマーケティングを行うことが求められることをきちんと押さえておきましょう。
単に既存のウェブサイトを翻訳すればよいという考え方では高確率で失敗します。
文字情報だけでなく色なども、それぞれの国・文化によって表す意味が異なります。
コンテンツのローカライズでは、その言語をネイティブで使用する国での文化感や現地のニーズに合わせたコンテンツ発信が必要です。
このためには、現地人スタッフやその地域に精通する人の情報を集めることが求められるかもしれません。
本社にいる日本人を中心とする「純血主義」からの脱却は、この点からも重要と言えるでしょう。
海外対応のWEBサイトを作る際には、当然ですがその地の言語のニュアンスを正確に使用しなければなりません。
単に、日本語サイトを他の言語へ翻訳したコンテンツではなく、よりネイティブの視点や発想に近い視点で作り上げていくことが大切です。
特に、表現でのミスや誤用は、訴求力を高めるどころか、評価を落としブランディングに失敗してしまうかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
文中で色の話が出ていますが、なんとなく「国を問わず万人に共通するだろう」というイメージを持っていると足をすくわれる典型例ですね。
例えば「赤」は多少の差はあろうとも、皆がポジティブなイメージを抱きがちなイメージ(ややこしいですね)があります。
たしかに日本でも紅白はお祝いの時に用いられますし、アメリカでは「愛」、中国では「神聖」を表すこともあります。
しかし一方、南アフリカにおいては「哀悼」を表現すると言われています。
知らずに使ってしまってはえらいことです。
油断せず、事前のリサーチを行いたいものです。