ヘイサン!(=hejsan=スウェーデン語で「こんにちは」)
八楽の佐藤です。
みなさんは「ヴァルプルギスの夜」、別名「魔女の夜」をご存知でしょうか?
実はこれ、ヨーロッパでよくあるお祭りの名前。
本日は私がスウェーデンで体験した魔女の夜についてのお話です。
ヴァルプルギスの夜
ヴァルプルギスの夜は、平たく言えば「春が来た!」のお祭りです。当時スウェーデンにいたので他の国の様子はわからないのですが、私のいた地域(Jönköping/ヨンショーピン)では、花火やミニコンサート、たき火などが行われました。日付的には4月最終日の夜がこれに当たります。
写真は、屋外コンサートの行われた場所。これは始まる前で、近くの教会の屋根辺りに、昼間の月が綺麗に見えていました。コンサートは下の写真のような雰囲気で、子供も大人も参加して、楽器を演奏したり歌を歌ったり。
春のお祝いと言っても気温はまだ低く、コートを着ても寒く感じる程度。そんな中での屋外コンサートですが、沢山の人が集まって一緒に楽しんでいました。スウェーデンの冬は長く暗いので、そのぶんこの写真にあるような青空を見ると、外にいたくなるのかもしれません。
…とはいえ寒い、と、コンサートを途中で離脱した私たちは教会へ。
ここも沢山の方がお祈りにきていました。
このお祭りは、スウェーデン語ではValborg(ヴァルボリ、のような発音)、英語ではWitches’ Nightと呼ばれ、かなり大きなお祝いです。大学の授業は基本お休みになり(先生にもよりますが、この日の学内は本当に人がおらず、静まり返ります。私は授業がありましたが…)、多くのスウェーデン人は家族と過ごすそう。春が来たからお祝いのためにお休みしよう!という考え方が、のんびりしていてとてもいいなぁと感じました。
機会があれば他の国のお祝い方法も体験してみたいなぁと思っています。