皆さん、おはようございます。八楽の森谷です。
再度の告知となりますが、八楽は約1ヶ月後の5/13-15に開催されるJapan IT Weekに出展します。当日はYarakuZen(ヤラクゼン)のデモも行いますので、ご興味のある方は是非足をお運びくださいませ。
さて、本日のテーマは「最もよい翻訳プログラムとは?」です。
計4つの代表的な翻訳ツールが紹介されています。
Google翻訳はあまりに有名ですが、皆さんはいくつご存知でしょうか?
今までで最良の翻訳プログラム
すこし前まで、このたった数十年のうちにSF小説や映画に出てくるようなコンピューター技術がまさか現実のものになるとは、私たちは想像もしていませんでした。そして現在、私たちの社会には、インターネット、コンピューター、スマートフォン、タブレット、その他のテクノロジー機器のない場所はほとんど存在しません。これらの機器は、生活をずっと楽に、仕事をずっと効率的にしてくれています。テクノロジーは生活のあらゆる領域に及び、コンピュータープログラムは人間活動のあらゆる分野で統合されています。
ここにおいて翻訳は例外ではありません。世界中の翻訳者が自分の作業プロセスのスピードアップのために、そしてもっと重要なことですが、翻訳の仕上がりを良くするために、先端技術を使い始めています。
現状たくさんの翻訳ツールがあります。ほとんどの場合、それらは多数の機能を持っています。にもかかわらず、翻訳者は実際のところ、このような機能の大半を必要としませんし大抵は決して使いません(例えば、音声サポートなどがそうです)。
あらゆる翻訳ツールのキモは、依然として翻訳されたテキストの品質です。
そのポイントを考慮して、現存する最良の翻訳プログラムを、いくつか見直してみましょう。
Google翻訳
https://translate.google.com.ua
様々な議論があるものの、このGoogleによるオンライン翻訳プログラムが最も人気のあるものであることを、知っておいて損はないでしょう。このツールを軽視する人はたくさんいますが、このツールを使ったことが無い翻訳者がいないのは、ほぼ確実です。しかも、たいてい翻訳の専門家は、これを定期的に使っています。
なぜでしょうか?
特に欧米言語間の翻訳に関して言えば、Googleの機械翻訳の質があまり良くないということに気付ける人はほとんどいません。現状、他に突出して優れた翻訳技術があるわけでもありません。Google翻訳が軽視されているのはおそらく、人間ではなく単なるロボットが翻訳をしているから、という単純な理由からです。
Googleのロボットが、無料翻訳アプリの中でナンバーワンであることは確実です。そのベースはユーザーによって絶えず改善されているため、Google翻訳は自動的に開発されていると言っても良いでしょう。ですから、世間一般の評価と違い、翻訳がしっかりしているのです。近しい言語同士であれば、Google翻訳は特に効果を発揮してくれます。
そして何より、このツールは迅速です。しかもフリー・アクセスです。いつでもそれを開き、単語をチェックすることができます。
他に何が必要でしょう?
Linguee
http://www.linguee.com/
Lingueeは実際、クイック翻訳サービスではなく、Google翻訳のようなテキスト翻訳はできません。実際のところ、クローリングによってことばの意味を決定する、巨大な多国語辞書と言えます。そのため、Lingueeはある程度、翻訳検索システムとしても扱われます。
上述の通り、このツールは、Google翻訳を気軽に使うよりも堅めに、むしろオックスフォード辞書のように使われるべきなのです。単語の意味が分からない場合、Lingueeのサーチバーに入力すると、プログラムは、ウェブサイトからの関連した引用と共に多数の翻訳を表示し、これにより文脈に沿った翻訳が提示されます。さらに、このツールは可能な場合双方の言語のWikipediaから定義を提供してくれます。後はあなたが、読んで、学んで、知識としてご活用する番です。
Lingueeはプロの翻訳者にとっても語学初心者にとっても役に立ちます。
ImTranslator
http://imtranslator.net/
ImTranslatorは最古参のユーティリティの1つで、そのウェブサイトは1993年に開設されました。しかし、設立年数にかかわらず、その他の最新プログラムにひけを取らず常にアップデートされています。例えば、Google Chrome や Firefox ブラウザにImTranslatorアプリをダウンロードすることが可能です。もしくは、リアルタイムにウェブサイト上でテキストを翻訳することができます。どちらにするかはあなた次第です。
ImTranslator自体が様々な有名翻訳アプリを集約させたものです。Google翻訳、Microsoftの翻訳やBabylonなどが使いやすくまとめられています。もしGoogle翻訳に不満でしたら、どうぞご自由にPROMPTやBabylonその他へバージョンを切り替えてください。
この他、lmTranslatorは、バックトランスレーションのような便利なオプションを追加し、翻訳の異なるバージョンを比較するので、テキストの翻訳の適合性についての意見を作成できます。
Bing Translator
http://www.bing.com/translator/
これは、今回最後に紹介するですが、ツールとして最も劣っているというわけではありません。
Bing 翻訳にはGoogle翻訳と同じ仕組みが備わっています。しかし、Microsoftが作ったもののほうが実用性ではずっと優れており、とんでもない誤訳が少ないと多数のユーザーに評判です。これと共に、Bingは多数の言語支援並びに言語探知機能を擁し、さらに、大規模テキストの翻訳オプションや文書アップロード機能があります。
このツールもGoogleのものと同様、ユーザーによって開発されています。しかし、GoogleのユーザーはBingユーザーよりずっと多く、そのためにおそらくこのツールは自己改善プロセスのスピードにおいては劣るのでしょう。
いずれにせよ、これらの実用性はおおむね似たようなものなので、どちらを選択するかはあなたの好み次第です。
現代のプログラマーが偉大なアプリケーションを開発してくれたおかげで、私たちの翻訳が実に楽になっています。
ただし、それらはあくまでサポート的な手段として考えるべきです。
最高品質を望むのなら、人間の専門家を雇用すべきです。
実際のところ、人間の知力に匹敵する機械は存在しないのです。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事はウクライナの方に書いてもらったのですが、向こうの言語ではGoogle翻訳が意外に使えるみたいですね。
しかし最後に、それでもあくまでも補助ツールとして扱うべきと釘を刺しています。
Google翻訳とはお世辞にも相性が良いとは言えない日本語でしたらなおさらでしょう。
Human-assisted machine translationの考え方が大切ですね。